西多昌規

早稲田大学スポーツ科学学術院教授/早稲田大学睡眠研究所所長

プロフィール

1970年、石川県生まれ、東京医科歯科大学(現:東京科学大学)卒業。
国立精神・神経医療研究センター病院、ハーバード大学医学部精神科客員研究員、自治医科大学精神医学教室講師、スタンフォード大学医学部客員講師などを経て、早稲田大学スポーツ科学学術院・教授。博士(医学)(東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科 精神行動医科学分野)。日本精神神経学会精神科専門医・指導医、日本睡眠学会総合専門医、日本スポーツ協会公認スポーツドクターなど。
専門は臨床精神医学 睡眠科学 睡眠医学 スポーツ科学 精神生理学など。

講義一覧


2交代制と3交代制、どちらが問題?…有効な夜勤対策は

睡眠から考える健康リスクと社会的時差ボケ(6)夜勤問題と仮眠対策

睡眠のリズムに大きな影響を及ぼすシフトワーク。医療業界などそうした働き方をせざるを得ない職場では、夜勤問題などもあり、2交代制と3交代制、どちらにも問題がある。そうしたシフトワークの影響を減らすためにどのような工夫が可能だろうか。短時間での仮眠の有効性を中心に、個人や組織ができる対策を解説する。(全6話中第6話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツ・アカデミー編集長)


発がんリスク、心身の不調…シフトワークの悪影響に迫る

睡眠から考える健康リスクと社会的時差ボケ(5)シフトワークと健康問題

社会的時差ボケの発生には、働き方も大きな影響をもっている。特にシフトワークによって不規則な生活リズムを強いられる業種ではその回避が難しい。今回は、発がんリスク、メンタルヘルスの不調など、シフトワークが抱える睡眠や健康にもたらす負の影響について解説する。(全6話中第5話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツ・アカデミー編集長)


ウェルビーイングの危機へ…夜型による若者の幸福度の低下

睡眠から考える健康リスクと社会的時差ボケ(4)社会的時差ボケとメンタルヘルス

社会的時差ボケは、特に若年層にその影響が大きい。それはメンタルヘルスの悪化にもつながり、彼らの幸福度を低下させるため、ウェルビーイングの危機ともいうべき事態を招くことになる。ではどうすればいいのか。欧米で注目されている「キャッチアップ・スリープ」という方法を取り上げながら考える。(全6話中第4話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツ・アカデミー編集長)


なぜ社会的時差ボケになる?若者の夜型傾向とうつの関係

睡眠から考える健康リスクと社会的時差ボケ(3)夜型人間と社会的時差ボケの関係

「夜型人間ほど社会的時差ボケは大きい」――つまり社会的時差ボケには、いわゆる夜型の生活習慣が大きく関わっているということだ。また、実はそうした睡眠のリズムは、持って生まれた遺伝子の影響も無視できないという。クロノタイプといわれる個人の活動時間帯、その特性に注目しながら、なぜ社会的時差ボケになるのか、その要因について考える。(全6話中第3話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツ・アカデミー編集長)


10年以上世界最低だった日本人の睡眠時間と寝だめの問題

睡眠から考える健康リスクと社会的時差ボケ(2)現代人の睡眠不足と社会的時差ボケ

世界的に睡眠時間の短さが指摘されてきた日本人だが、その傾向は今も続いている。最新の集計データをもとに、世界との比較や世代別の睡眠傾向を見ていく。夜型化による現代人の睡眠不足やリズムの乱れが社会的時差ボケとどのように関係してくるのか。そのことが与えるメンタルヘルスへの影響、寝だめの問題と合わせて解説する。(全6話中第2話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツ・アカデミー編集長)


社会的時差ボケとは?睡眠からみた心身の不調と体内リズム

睡眠から考える健康リスクと社会的時差ボケ(1)「社会的時差ボケ」とはなにか

健康的に過ごすために欠かせない睡眠。今シリーズでは「社会的時差ボケ」に焦点を当て、最新の睡眠研究を紹介する。第1話ではまず、「体内時計」の内実や睡眠にとって重要なホルモンを紹介し、「社会的時差ボケ」とはなにかを解説する。(全6話中第1話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツ・アカデミー編集長)