渡部芳德

介護老人保健施設ひもろぎの園 創設者

プロフィール

介護老人保健施設ひもろぎの園 創設者
元ひもろぎGROUP理事長
元東邦大学 薬学部客員教授
元東京有明医療大学保健医療学部鍼灸学科 客員教授
元東京医科大学 客員准教授

1963年東京生まれ。山梨医科大学医学部(現山梨大学医学部)卒業後、福島県立医科大学附属病院神経精神科に入局、米国デューク大学医学部神経科学研究センターに留学中にてんかんモデルであるキンドリングを研究。帰国後、博士号を取得し、現在は医療法人社団慈泉会の理事長として、ひもろぎ心のクリニック(東京都豊島区)をはじめ、南湖こころのクリニック(福島県白河市)、介護老人保健施設ひもろぎの園(福島県白河市)などの運営にあたっている。
著書に『パニック障害は治る』『うつは自分で治せる』『職場のうつ「社会復帰」プログラム』『うつ病が快復するノート』『薬を減らせばうつ病は治る』(以上、主婦の友社)などがある。

ひもろぎ心のクリニックについて
ひもろぎ心のクリニックは、2002年4月に東京都豊島区に開設されて以来、気分障害を主とする外来患者数は1日平均100名にのぼる。医師、看護師、管理栄養士、精神保健福祉士、臨床心理士、キャリアカウンセラーなど計35名で診療にあたっている。うつ病の診断では、独自に考案した評価スケールや光トポグラフィー検査を活用するほか、併設するデイケアにおけるうつ病のリワーク・プログラムの実施、男性更年期外来の開設など、常に先駆的な取り組みを試みている。多様化するうつ病に対して、多角的にアプローチすることをクリニックの方針としている。

2021年 逝去(享年58)

講義一覧


隠れたうつ病を確定診断するポイントとは

うつ病治療最前線(1)うつ病の身体症状と治療の実際

「心の風邪」とも呼ばれる「うつ病」は、いつだれがかかってもおかしくない病気である。しかし、その実態を正確に知っている人は多くない。典型的な症状は? 薬物療法は効果があるのか? 休職して治療すれば、また戻れるようになるのだろうか。東京都内と福島県白河市で心のクリニックを開設するひもろぎGROUP理事長・東邦大学薬学部客員教授の渡部芳德氏にうつ病治療の実際を聞いてみた。(全4話中第1話目)


心の病の原因の第一位は「職場の人間関係」

うつ病治療最前線(2)社会復帰へのリワークプログラム

うつ病治療で大切なのは、会社や学業を休んで心身の休養につとめることだ。会社の状況が気にかかり、復帰できるのかどうかを気に病んでいては、症状は悪化する一方だといわれる。うつ病休職者をスムーズに社会復帰させる「リワークプログラム」は、ひもろぎGROUP理事長・東邦大学薬学部客員教授の渡部芳德氏の治療の中でも大きな位置を占めている(全4話中第2話目)。


精神科でいま一番の問題をwebアプリで解決!

うつ病治療最前線(3)多剤併用と「アン‐サポ」の可能性

ひもろぎGROUP理事長・東邦大学薬学部客員教授の渡部芳德氏が治療の現場でいま一番問題としているのが多剤併用だ。そこで渡部氏は、多くの精神科医の善意と努力を無駄にせず、患者も治療を励みにできるようにとwebアプリ「アン‐サポ」を開発した。東日本大震災をきっかけに生まれたアン‐サポの効果と可能性に迫る。(シリーズ全4話中第3話)


うつの「見える化」に有効な光トポグラフィー検査とは

うつ病治療最前線(4)目に見える精神医療

ひもろぎGROUP理事長・東邦大学薬学部客員教授の渡部芳德氏は、「見えない」難しさを持つ精神医療にいち早く光トポグラフィーの機械を導入、検査を実施してきた。「見えない」ものを「見える」ようにした効果は絶大! 精神医療の現場を技術革新と視覚化の観点で語る。(シリーズ全4話中最終話)


うつ病の要因は「職場の人間関係」と「本人の資質」

うつ病対策と経営リスク(1)うつ病の要因と対策

気分障害の患者は、ここ15年程度でケタが変わるくらい増え、しかも典型的なタイプとは異なる現代型うつ病も加わって多様化している。ひもろぎGROUP理事長・東邦大学薬学部客員教授の渡部芳德氏は、うつ病の質と量が変わっている時代だからこそ、従来とは異なる復職プログラムが必要だと訴える。(2015年10月15日開催 日本ビジネス協会JBCインタラクティブセミナー講演「企業でのうつ病休職者の社会復帰(リワークプログラムの実情)~ストレスチェック制度を有効活用した人材育成と企業経営~」より、全5話中1話目)


うつ病の診断をスマホのアプリから変革する!

うつ病対策と経営リスク(2)うつ病の「見える」化

ひもろぎGROUP理事長・東邦大学薬学部客員教授の渡部芳德氏が開発したのが、うつ病の症状や薬の効果を定量化するための「アン‐サポ」という無料アプリだ。PHVの燃費競争アプリをヒントに開発されたこのツールを使えば、数十年来の「誤診」やうつ病の地域分布などが一目瞭然で分かるようになるという。(2015年10月15日開催 日本ビジネス協会JBCインタラクティブセミナー講演「企業でのうつ病休職者の社会復帰(リワークプログラムの実情)~ストレスチェック制度を有効活用した人材育成と企業経営~」より、全5話中2話目)


うつ病の患者に認知行動療法が多く取り入れられている

うつ病対策と経営リスク(3)認知行動療法の効果

ひもろぎGROUP理事長・東邦大学薬学部客員教授の渡部芳德氏のリワークプログラムで行われている治療法に「認知行動療法」がある。自身の考え方を客観視させ、思考の偏りから生まれる小さなつまずきに気付かせるのが狙いの治療法だ。渡部氏は、従業員のストレスチェックこそ、今後の人材育成に生かすべきものだという。(2015年10月15日開催 日本ビジネス協会JBCインタラクティブセミナー講演「企業でのうつ病休職者の社会復帰(リワークプログラムの実情)~ストレスチェック制度を有効活用した人材育成と企業経営~」より、全5話中3話目)


精神病院の経営戦略で高齢化時代に求められるものとは

うつ病対策と経営リスク(4)精神科発イノベーション

精神科にも、イノベーションは必要だ。ひもろぎGROUP理事長・東邦大学薬学部客員教授の渡部芳德氏は、常に時代の先を読み、社会の変化に対応できる精神科の経営を目指して種々の改革を行ってきた。その足跡を振り返りながら、これからのあるべき病院経営を語る。(2015年10月15日開催 日本ビジネス協会JBCインタラクティブセミナー講演「企業でのうつ病休職者の社会復帰(リワークプログラムの実情)~ストレスチェック制度を有効活用した人材育成と企業経営~」より、全5話中4話目)


究極の経営リスクは、経営者が「がん」になることだ

うつ病対策と経営リスク(5)新たながん治療のあり方

これからの経営者にとって、一番のリスクは自分自身が健康を害することだ。しかもがんになれば、その治療はかえって寿命を縮めるかもしれない。だからこそ、手術以外で免疫力を高め、がんをつぶしていく。ひもろぎGROUP理事長・東邦大学薬学部客員教授の渡部芳德氏が、自身の治療経験を交えながら、経営リスクとしてのがんを論じる。(2015年10月15日開催 日本ビジネス協会JBCインタラクティブセミナー講演「企業でのうつ病休職者の社会復帰(リワークプログラムの実情)~ストレスチェック制度を有効活用した人材育成と企業経営~」より、全5話中5話目)