石原結實

医学博士/イシハラクリニック院長

プロフィール

1948年長崎市生まれ。長崎大学医学部(卒)及び同大学院博士課程(修了)。医学博士。先祖は「種子島」の御殿医。
1982年
東京に内科医院「イシハラクリニック」を開設。漢方薬処方を主体に診療を行う。
1985年
伊豆に人参ジュース断食、玄米食、温泉などで健康を増進する「ヒポクラティック・サナトリウム」を開設。 これまでに元・首相3人を含む閣僚経験者20余名はじめ国会議員数十名、裁判官、検事、弁護士、大学教授、会社社長、俳優から学生まで3万人以上の方々が人参ジュース断食を体験。最近はお医者さんの来所も多い。
1995-2008年
「おもいッきりテレビ」(日本テレビ系)に出演し、健康情報を発信。主婦層に人気を得る。
現在
1977年から今日まで全国で講演を約1500回、25年間毎週日曜日にサナトリウムで行っている2時間半の健康講座を含め、これまでに合計3000回近い講演をこなす。
著書は1979年の『病気はかならず治る』(善本社)の処女出版以来290冊。ベストセラーになった『生姜力』『体を温めると病気は必ず治る』『医者いらずの食べ物事典』他、10万冊以上のベストセラーが11冊。米国、ロシア、ドイツ、フランス、中国、韓国、台湾、タイ、インドネシアなどで計100冊以上が翻訳出版されている。

講義一覧


白血球を殺してしまう抗がん剤の恐ろしさ

クスリのいらない健康法(1)抗がん剤は死につながる?

2人に1人が「がん」にかかる時代だ。医師・石原結實氏によれば、がん治療で使われる抗がん剤は、身体本来の免疫機能を弱め「肺炎」を引き起こす。すでに肺炎は、日本人の死因第3位である。医学的な知見を平易に解説しながら、日本人の死因とがん治療のあり方を問う。「クスリのいらない健康法」シリーズ第1回。


がん治療で覚えておくべきは「低用量療法」

クスリのいらない健康法(2)抗がん剤治療を受けるなら

抗がん剤は身体への負担が大きい。しかし「ホルミシス効果」があるので、「毒」も少量ならば免疫向上に役立つ。だから、もし抗がん剤治療を受けるなら「低用量療法」にするべきだ。これが無理なら、たとえ常用量でも患者が体力をつけることで、副作用を少なくできる。医師・石原結實氏が、現実的ながん克服の方法を伝授する。「クスリのいらない健康法」シリーズ第2回。


病気の一番の原因は「現代人は食べすぎ」

クスリのいらない健康法(3)食が血となり血が肉となる

ゲーテは言った。「人は彼が食べた物そのものだ」。古代文明でも、同じことが言われてきた。しかし現代の医学は食べ物のことが分かっていない。膨大な医療費と多くの人材を投入しているのに病気が一向に減らないのは、食べ物に注目しない医療のやり方がそもそも的外れだからだ。医師・石原結實氏が、食べ物と健康の関係から医療問題を斬る。「クスリのいらない健康法」シリーズ第3回。


「食べ過ぎ」が招く血の汚れとは

クスリのいらない健康法(4)吸収をやめれば排泄が始まる

断食をすると排泄物のオンパレードになる。人間の身体は、吸収によって排泄が阻害されるため、吸収さえやめれば、本来の排泄がどんどん行われる。だから断食をすれば、排泄する力を強められる。断食道場を主催する医師・石原結實氏が、豊富な体験談を踏まえて、断食のススメを語る。「クスリのいらない健康法」シリーズ第4回。


現代人に朝食は不要!石原式基本食で「食い」改めよう

クスリのいらない健康法(5)現代人は「食い」改めよ

医師・石原結實氏が、自身の食生活を紹介しながら「断食」の効用を語る。夜遅くまで仕事をし、そこからお酒を飲み、胃に食べ物が残ったままで眠る。そんな状態が続く現代人は、朝食など食べる必要はない。朝は紅茶やジュースのみ、昼も軽く、夜だけしっかり食べれば充分なのだ。そうすれば、たいていの人は健康になれるはずだ。「クスリのいらない健康法」シリーズ第5回。


炎症は病気を治す一番の特効薬

クスリのいらない健康法(6)病気は血をきれいする生理反応

身体の不調は、全て血の「汚れ」が関係している。ストレスや運動不足、汚染物質は体内に老廃物を溜め、病気を引き起こす。そして血を汚す一番の原因が、食べ過ぎだ。血の「汚れ」は長い時間をかけて蓄積し、やがて動脈硬化や高血圧を引き起こす。医師・石原結實氏が、万病の源である血の「汚れ」について、明快にレクチャーする。「クスリのいらない健康法」シリーズ第6回。


過食を改めることが日本経済を救う

クスリのいらない健康法(7)「的外れ」な西洋医学

出血も血栓も、そしてがんも、身体が血の汚れをなんとかしようとして生じる反応だ。それをわざわざ抑えようとするばかりの西洋医学は、的外れなことをしているだけであり、それではいくら医療費を増やしてもがんが減ることはない。医師・石原結實氏が、問題多き日本医療のあり方を斬る。「クスリのいらない健康法」シリーズ第7回。


空腹はサーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)を活発化させる

クスリのいらない健康法(8)長生きに必要な「空腹の時間」

がんの若年化が進み、今や親が子どもの葬式をする「逆さ仏」現象の時代が到来しつつある。医師・石原結實氏は、その原因が食べ過ぎと食の欧米化にあるという。食べ過ぎるよりも空腹である方が、脳の働きを活性化し、長生きにもつながる。現代人に今こそ必要なのは、「空腹の時間」だ。「クスリのいらない健康法」シリーズ第8回。


糖質制限ダイエットはかえって危険

クスリのいらない健康法(9)糖さえあれば生きていける

高脂肪や高タンパク質の過剰摂取は、がんや心筋梗塞の増加につながる。そのくらい、食べ物は私たちの健康に大きく関係している。そこでポイントになるのが糖だ。最近では糖質制限の健康法が流行っているが、それを続けていると逆に体には悪影響を及ぼす。医師・石原結實氏が、健康維持における糖の重要性を力説する。


ビタミン不足による病気…どの野菜をどう食べればいいか?

クスリのいらない健康法(10)ビタミン不足に効く食べ物

歯の形から考えれば、人間が食べるべき物の約6割は穀物だ。しかし現代では、ビタミンやミネラルを豊富に含む胚芽を取ってしまった穀物を食べるため、「栄養過剰の栄養失調症」に陥っている。医師・石原結實氏は、ビタミンを取って健康になるためには、1日1食、ある食べ物を取るのが良いという。その「ある食べ物」とは何か。


病気の原因は「ビタミン・ミネラル不足、食べ過ぎ、冷え」

クスリのいらない健康法(11)生姜と自然塩の効能

生姜の幅広い効能を先駆的に紹介してきた医師・石原結實氏によれば、その辛味成分に秘密がある。生姜は、血流促進やがん予防にも効果があるのだ。さらに石原氏は、100種類あるミネラルは、自然塩さえあれば補うことが可能だという。塩分の取り過ぎは良くないという医者もいるが、しっかり出してから取れば問題はない。


食生活改善でがん死は減る

クスリのいらない健康法(12)アメリカが認めた日本食

40年前にアメリカで組織された政府委員会が出した結論は、なんと「一番健康的な食事は日本食だ」というものだった。西欧発の栄養学は見直され、アメリカでは野菜や穀物、低脂肪のタンパク質が重視されるようになった結果、心筋梗塞やがんの発症は減った。断食道場を主催する医師・石原結實氏が、健康な食事にまつわる外国の事例を紹介する。


病気を予防するためにするべきこと

クスリのいらない健康法(13)病は「冷え」から

現代社会で病気が増えているのは、運動不足と水分の取り過ぎで、体が冷えたからだ。医師・石原結實氏は、この「冷え」こそが、代謝と免疫機能を低下させ、様々な病気を引き起こすことを強調する。病気になったときの諸症状は、体内の余分な水分を出し、体を温めるための生理反応なのだ。


食べる物は「たすき掛け」で判断する

クスリのいらない健康法(14)漢方医学の食事療法

食べることは全ての臓器に負担をかける。だから少しでも、自分の体質に合った食べ物を食べることが大切だ。普通は苦い漢方薬も病気の人が舐めれば甘くなるように、「体に良い」食べ物は何でも「おいしい」。東西の医学に精通した医師・石原結實氏が行き着いた、常識的でありながら深い含蓄のある「健康への道」とはどんなものか。