岡部徹

東京大学生産技術研究所教授

プロフィール

<プロフィール>
1965年(昭和40年)京都市生まれ。
ロンドン日本人学校、筑波大学附属高等学校を経て、88年、京都大学工学部冶金学科卒業。
同大学院博士課程へと進み、チタンなどのレアメタルの精錬に関する研究で93年に博士号を取得。
その後、日本学術振興会海外特別研究員として渡米、マサチューセッツ工科大学の博士研究員として約3年間留学。
東北大学素材工学研究所(現:多元物質科学研究所)の助手として5年間勤め、2001年より東京大学生産技術研究所の助教授に着任し、同研究所の准教授を経て、09年から教授に就任した。
14年度は、東京大学 総長補佐を務め、15年度~19年度まで、4年間、生産技術研究所 副所長を務めた。
2019年度から、東京大学 副学長。
2021年度から、東京大学生産技術研究所 所長。
2024年3月 任期満了。

専門分野は、材料化学、環境科学、循環資源工学、レアメタルプロセス工学。
20年以上、一貫してレアメタルの研究に取り組んでいる。“プロセス技術がレアメタルをコモンメタルに変える”ことを夢見て、チタンなどの新製錬技術の開発を行っている。
最近は、PGM(白金族金属)、レアアース(希土類金属)、ニオブ、タンタル、ガリウム、タングステン、レニウムなどのレアメタルの製造プロセスや新規リサイクル技術、環境技術の研究も行っている。

<職・所属>
東京大学・副学長
東京大学・生産技術研究所・所長
同所・持続型エネルギー・材料統合研究センター・センター長(兼務)
同所・非鉄金属資源循環工学寄付研究部門・特任教授(兼務)
東京大学・大学院総合文化研究科・附属国際環境学教育機構・教授(兼務)
東京大学・工学系研究科・マテリアル工学専攻・教授 (兼担)

<研究室名>
循環資源・材料プロセス工学研究室(岡部研)

<専門分野>
材料化学・環境科学・循環資源工学・レアメタルプロセス工学

<所属学協会>
日本金属学会、日本鉄鋼協会、資源素材学会、
The Minerals, Metals and Materials Society (TMS) (米国資源材料学会),
溶融塩委員会、日本チタン協会、軽金属学会

<学歴>
昭和56年3月(1981) ロンドン日本人学校中学部卒業
昭和59年3月(1984) 筑波大学附属高等学校卒業
昭和63年3月(1988) 京都大学工学部冶金学科卒業
平成 2年3月(1990) 京都大学大学院工学研究科修士課程修了
平成 5年3月(1993) 京都大学大学院工学研究科博士課程修了

<職歴>
平成 5年5月(1993) 日本学術振興会海外特別研究員/マサチューセッツ工科大学博士研究員
            (M.I.T. Postdoctoral Fellow)
平成 7年5月(1995) マサチューセッツ工科大学博士研究員
            (M.I.T. Postdoctoral Associate)
平成 7年10月(1995) 東北大学素材工学研究所・助手
            (現:多元物質科学研究所)
平成13年1月(2001) 東京大学生産技術研究所・助教授
            (東京大学 工学研究科 マテリアル工学専攻 (兼担) )
平成19年4月(2007) 東京大学生産技術研究所・准教授 (職名変更)
平成21年1月(2009) 東京大学生産技術研究所・教授
平成24年1月(2012)   東京大学生産技術研究所・特任教授(兼務) 
            (非鉄金属資源循環工学寄付研究部門)
平成24年5月(2012) 東京大学大学院総合文化研究科・教授(兼務)
            (附属国際環境学教育機構)
平成25年1月(2013) 生産技術研究所サステイナブル材料国際研究セン ター・センター長(兼務)
平成27年4月(2015) 生産技術研究所・副所長(兼務)
平成28年4月(2016) 生産技術研究所 持続型エネルギー・材料統合研究センター・センター長(兼務)
平成31年度(2019) 東京大学 副学長

<備考>
平成24年度(2011) 生産技術研究所 第4部 常務委員
平成24年度(2012) 生産技術研究所 第4部 部主任
平成26年度(2014) 大学院工学系研究科 マテリアル工学専攻 常務委員
平成26年度(2014) 東京大学 総長補佐

<受賞歴>
第7回世界チタン会議学生ポスター賞(米国資源材料学会(TMS)主催)(1992年6月30日)(Student Poster Prize from the Minerals, Metals & Materials Society (TMS, USA) at the 7th World Conference on Titanium, San Diego, 30 Jun, 1992)
第15回日本金属学会技術開発賞(1992年10月6日)
第14回本多記念奨励賞(本多記念会)(1993年5月19日)
第11回井上研究奨励賞(井上科学振興財団)(1995年2月6日)
第47回日本金属学会論文賞(日本金属学会材料化学部門)(1999年11月20日)
第25回資源・素材学会論文賞(2000年3月30日)
第26回資源・素材学会論文賞(2001年3月30日)
第23回村上奨励賞 (2003年5月15日)
第8回リサイクル技術開発本多賞((財)クリーン・ジャパン・センター) (2004年1月26日)
第30回資源・素材学会奨励賞 (2005年3月28日)
第38回市村学術賞・功績賞((財)新技術開発財団) (2006年4月28日)
第65回日本金属学会功績賞(材料化学部門) (日本金属学会) (2007年3月27日)
第32回資源・素材学会論文賞(2007年3月30日)
第26回日本チタン協会技術賞(平成21年度)((社)日本チタン協会)(2009年11月9日)
2012年 日経地球環境技術賞(2012年)(日本経済新聞社)(2012年11月7日)
第12回グリーン・サステイナブル ケミストリー賞(GSC賞) 環境大臣賞(2013)
(公益社団法人 新化学技術推進協会 グリーン・サステイナブル ケミストリー ネットワーク会議)(2013年6月6日)
第36回日本金属学会技術開発賞(2013年9月17日)
The ASM Henry Marion Howe Medal for 2013, ASM International (The Materials Information Society), (2013年10月29日)(米国ASM最優秀論文賞)
第62回日本金属学会論文賞(材料プロセシング部門),(2014年9月24日)
第40回資源・素材学会論文賞(2015年3月28日)
平成27年度 日本希土類学会技術賞(藤森賞),(2015年5月21日)
第13回本多フロンティア賞(平成28年度)(本多記念会)(2016年5月27日)
第86回 報公賞, (公財)服部報公会 (2016年10月7日)
平成28年度 溶融塩賞 (2017年1月27日)
第44回 資源・素材学会論文賞(2019年3月28日).
平成31年度 文部科学大臣表彰 科学技術賞 理解増進部門, 文部科学省 (2019年4月17日)

講義一覧


レアメタルの重要な課題は「廃棄物処理」と「リサイクル」

レアメタルとは何か~レアメタルをめぐる主要課題

レアメタル研究の第一人者である東京大学生産技術研究所教授・岡部徹氏に、レアメタルを中心に、日本の資源戦略の問題についてインタビューを行った。レアメタルの重要性と可能性、そして人類にとって避けては通れない資源活用の「光と影」について考える。(インタビュアー:大上二三雄氏/エム・アイ・コンサルティンググループ株式会社代表取締役)


企業に比べて国の資源戦略には問題がある

中国レアアース対日禁輸と日本の資源戦略

中国のレアアース禁輸に動揺させられた日本にとって、輸入依存からの脱却と、長期的かつ多角的視野に立った資源活用は必要不可欠である。レアアース問題と、これからの日本の資源戦略について、東京大学生産技術研究所教授・岡部徹氏が語る。(インタビュアー:大上二三雄氏/エム・アイ・コンサルティンググループ株式会社代表取締役)


私が「レアメタル」の専門家になった理由

レアな研究者はいかに「精錬」されたか

産官学が集う「レアメタル研究会」やMITを中心とした「リアクティブメタルワークショップ(RMW)」等の会合を主宰する東京大学生産技術研究所教授・岡部徹氏。そこは、世界中から多彩な人々が集まり、多様な談義が交わされる場である。こうした場づくりを特技とする、いわば「レアメタルマフィア」ともいうべき岡部氏は、研究者としていかにして「精錬」されてきたのか。(インタビュアー:大上二三雄氏/エム・アイ・コンサルティンググループ株式会社代表取締役)


錆びないチタンの問題は製造コストの高さ

夢は「チタン閣寺」~チタンをコモンメタルへ

東京大学生産技術研究所を「空母」、自らを「パイロット」に例え、一研究者として世界中で活動できるありがたさを実感する岡部徹氏。研究対象として注目するレアメタルはチタンで、実はチタンには岡部氏の夢とロマンが詰まっている。そこから、レアメタルのあり方や将来が見えてくる。(インタビュアー:大上二三雄氏/エム・アイ・コンサルティンググループ株式会社代表取締役)


「紛争鉱物」は偽装されて世界中に流通している

紛争鉱物~レアメタルが抱える光と影

「紛争鉱物」と呼ばれるレアメタルがある。その代表格の一つはタンタルであるが、なぜタンタルは紛争鉱物と呼ばれているのか。東京大学生産技術研究所教授・岡部徹氏が、紛争鉱物に関する問題点を指摘しながら、世界の流通の現状について語る。(インタビュアー:大上二三雄氏/エム・アイ・コンサルティンググループ株式会社代表取締役)


ウクライナの政情不安が及ぼすパラジウムの供給不安

不安な白金族金属~パラジウムが世界に及ぼす影響

ウクライナの政情不安によって心配されるのは、パラジウムの供給不安だと話す東京大学生産技術研究所教授・岡部徹氏。パラジウムは白金族金属と呼ばれるレアメタルであるが、なぜ中東情勢と関係があるのか。その理由と対策、そして日本の現状について岡部氏が語る。(インタビュアー:大上二三雄氏/エム・アイ・コンサルティンググループ株式会社代表取締役)


レアアースの輸入を中国だけに依存するのは危険

レアメタル資源戦略~四つのポイント

ハイテクに支えられた現代生活は、もはやレアメタル抜きには成り立たない。電子機器類の原材料であるレアメタルのほとんど全てを輸入に頼る日本では、世界情勢による資源調達の波は死活問題だ。そこで、レアメタルの第一人者である東京大学生産技術研究所教授・岡部徹氏に、今後の資源戦略立案上の重要ポイントを伺うことにした。(インタビュアー:大上二三雄氏/エム・アイ・コンサルティンググループ株式会社代表取締役)


屋根瓦に滑走路…身近にレアメタルは存在する

アニメで入門「身近なレアメタル」

レアメタルの重要性や将来性は、これまで一部の専門家しか認識していなかった。しかし十年来のブームを受け、「元素記号も周期表も知らない」化学オンチにレアメタルを説明する困難を東京大学生産技術研究所教授・岡部徹氏は振り返る。そのとき最も役に立つのは、誰もが知っているアニメの、あのヒーローだと言うのだが。(インタビュアー:大上二三雄氏/エム・アイ・コンサルティンググループ株式会社代表取締役)


チタン、ゲルマニウム…レアメタルは体に良いのか?

レアメタルは本当に体に良いのか?

水、食品、美容・健康器具やスポーツ用品でレアメタルの名を付した商品が数多く市場に出回っている。果たしてレアメタルは本当に体に良いのか? 何を基準に「良い」商品と判断すべきなのか? 東京大学生産技術研究所教授・岡部徹氏に真相をただすべく切り込んでいく。(インタビュアー:大上二三雄氏/エム・アイ・コンサルティンググループ株式会社代表取締役)


危険なレアメタル採掘現場の実情

岡部徹の世界の鉱山・精錬所アドベンチャー紀行

レアメタル研究の第一人者である東京大学生産技術研究所教授・岡部徹氏は、現場の実情を把握するために世界中の鉱山、精錬所を見て回っている。「それが仕事であり趣味でもある」と岡部氏は語るが、多くの危険や制約など、問題は尽きない。今回は、一般の観光旅行では知り得ない世界の鉱山・精錬所アドベンチャー紀行をご披露いただく。(インタビュアー:大上二三雄氏/エム・アイ・コンサルティンググループ株式会社代表取締役)


イノベーションがレアメタルをコモンメタルにする

レアメタルの光と影(1)イントロ

「レアメタルとは何か」と問われると、皆様はどう答えるだろうか。日本を代表するレアメタルの専門家である岡部徹氏が、一般には常識と思われているデマや誤解について、「本当のこと」を徹底的に解説していく。(2015年4月20日開催日本ビジネス協会JBCインタラクティブセミナー講演「レアアースをはじめとするレアメタルの光と影」より、全7話中第1話目)


羽田空港D滑走路では1000トンものチタンを使用!

レアメタルの光と影(2)チタンの優れた特長

チタンには、いくつかの優れた特長があると、日本を代表するレアメタル研究の第一人者である岡部徹氏は言う。軽いのに高強度。さびない。生体適合性が高い。さらにチタンの合金は、形状記憶や超弾性などの特殊な物性を示すものもある。これらの特長を生かして、チタンはさまざまな場面で活用されている。その活用範囲をのぞいてみよう。(2015年4月20日開催日本ビジネス協会JBCインタラクティブセミナー講演「レアアースをはじめとするレアメタルの光と影」より、全7話中第2話目)


レアメタルの最大のハードルは値段の高さと環境破壊

レアメタルの光と影(3)レアメタルの可能性と課題

岡部徹氏によれば、レアメタルに対する世間の関心度は10年前とは雲泥の差だという。その契機は中国のレアアース輸出規制だった。自動車、太陽電池など身近なところで使われるようになったレアメタルだが、メリットばかりではない。25年以上前の京大在籍中にレアメタルに出会って以来、レアメタル研究一筋の岡部氏だからこそ語れる、レアメタルの可能性と課題とは?(2015年4月20日開催日本ビジネス協会JBCインタラクティブセミナー講演「レアアースをはじめとするレアメタルの光と影」より、全7話中第3話目)


メディアで得ている知識には大きな誤解を含む部分がある

レアメタルの光と影(4)関連報道のウソ・ホント

メディアで頻繁に目にするようになったレアメタルの情報だが、その多くは誤解を招きかねないものばかりだ、と岡部徹氏は指摘する。レアメタルの製錬からリサイクルまで、その実態を知り尽くした専門家の目で、報道の真偽を問い、考えるべき課題点を浮き彫りにする。(2015年4月20日開催日本ビジネス協会JBCインタラクティブセミナー講演「レアアースをはじめとするレアメタルの光と影」より、全7話中第4話目)


世界最大のレアアース鉱山・白雲鄂博鉱山を視察

レアメタルの光と影(5)中国レアアース行脚

なぜ、レアアースの採掘、製錬は中国に集中しているのか。その理由を知れば、レアメタルの光と影が見えてくる。レアアースの鉱山地域や製錬所、廃棄物処分場を視察した岡部徹氏が、中国レアアースの現状を貴重映像とともに紹介する。(2015年4月20日開催日本ビジネス協会JBCインタラクティブセミナー講演「レアアースをはじめとするレアメタルの光と影」より、全7話中第5話目)


レアメタルの一番の問題は資源供給ではなく環境問題

レアメタルの光と影(6)技術制約と環境制約

レアアースについてボトルネックになっているのは、資源供給よりも技術制約あるいは環境制約である場合が多いと岡部徹氏は言う。そこで理解しておきたいのはゴミ(廃棄物の処理)問題である。工業製品に必要なレアメタルを製造する裏では大量のゴミが出て害悪がまき散らされているという現実がある。では具体的にどのような問題が生じているのか。岡部氏がその詳細を語る。(2015年4月20日開催日本ビジネス協会JBCインタラクティブセミナー講演「レアアースをはじめとするレアメタルの光と影」より、全7話中第6話目)


多少コストがかかってもリサイクルすべき地球の奇跡の産物

レアメタルの光と影(7)バリュー・オブ・ネイチャー

レアアースをはじめとするレアメタルに関して最大の問題は、“鉱石の本来の価値”があまりに低く評価され、タダ同然に扱われていることだ。岡部徹氏は、「バリュー・オブ・ネイチャー」についてもっと真剣に考えてほしいと訴え、リサイクル技術の開発を進めている。岡部氏が語る「レアメタルの光と影」最終回。(2015年4月20日開催日本ビジネス協会JBCインタラクティブセミナー講演「レアアースをはじめとするレアメタルの光と影」より、全7話中第7話目)


科学的思考とは「なぜ?」を追究していくこと

科学的思考はなぜ大切か(1)「状態図」という概念

松下幸之助は著書『道をひらく』の中で「なぜ」を繰り返し、科学的思考に着目することの重要性を説いている。そこで、岡部徹氏の用意した「水と塩を混ぜたらどうなるのか」「透明な氷を作るにはどうしたらよいか」などの問いに対して、科学的思考を働かせながら考えてみた。そこで大事なのは状態図などの科学的な概念だという。(全5話中第1話)
※インタビュアー:神藏孝之(10MTVオピニオン論説主幹)


サイエンスのバックグラウンドを得ていると、見方が変わる

科学的思考はなぜ大切か(2)サイエンスの見方

一般家庭の冷蔵庫で作られる「白い氷」と、氷屋などで売られている「透明な氷」。この2つの違いは何か。また、「透明な氷」はどのような手法で作ることができるのか。その方法を解説しながら、サイエンスの見方、すなわち科学的思考の重要性、について説く。(全5話中第2話)
※インタビュアー:神藏孝之(10MTVオピニオン論説主幹)


「透明な氷」を作るときの考え方は工業的に応用されている

科学的思考はなぜ大切か(3)工業的な応用

「透明な氷」を作るときの考え方は、工業的に広く応用されているという。また、透明な氷の作り方にはいろいろな方法があり、どの方法が最適であるかは、状況によって異なる。大事ポイントは、自然科学的な理解のもとに様々な方法を考えれば、必ず適切な方法にたどり着くということだ。(全5話中第3話)
※インタビュアー:神藏孝之(10MTVオピニオン論説主幹)


レアメタル研究の権威・岡部徹氏の研究室にカメラが潜入!

レアメタルあれこれ~東大岡部研究室潜入レポ

日本におけるレアメタル研究の第一人者である岡部徹氏の東京大学生産技術研究所の研究室に「テンミニッツTV」のカメラが潜入! レアメタル使用製品や、普段、われわれの目に触れることが少ない鉱石鉱物、各種分析処理設備などにつき、岡部氏自身が解説を加える。


醸造酒から蒸留酒の作り方を学問する面白さ

科学的思考はなぜ大切か(4)基礎数学の大切さ

よく耳にする醸造酒と蒸留酒。この2つの違いや作り方などについて岡部徹氏の解説が進んでいくが、それを理解する上で伝えたいのは「基礎的な数学」の大切さだ。岡部氏も学生の時には、「自然対数など、何でこんな訳が分からない関数の勉強する必要があるのか」と思っていたという。実際には、工学を学び、それを使う上では数学的思考は必ず必要になるという。(全5話中第4話)
※インタビュアー:神藏孝之(10MTVオピニオン論説主幹)


高純度のレアメタル精製の基礎を作ったのは錬金術師

科学的思考はなぜ大切か(5)錬金術師と現代科学

岡部徹氏は自らを「錬金術師の末裔」と呼ぶ。また、万有引力で知られるアイザック・ニュートンも錬金術師だったという。自然科学の巨匠と錬金術との関係は何なのか。古今東西、人間が魅了されている「金」はどのようなプロセスで作られているのか。学問としての錬金術について解説する。(全5話中第5話)
※インタビュアー:神藏孝之(10MTVオピニオン論説主幹)