高橋一生

元国際基督教大学教授/リベラルアーツ21代表幹事

プロフィール

1941年9月28日、東京生まれ

1965年3月 国際基督教大学、社会科学科卒
1967年3月 同 大学院行政学研究科、修士
1975年6月 コロンビア大学PhD 国際関係論
1975年6月 コロンビア大学東アジア研究所研究員
1975年9月 ニューヨーク市立大学ラルフ・バンチ国連研究所主任研究員(兼任)
1976年5月 OECD(経済開発協力機構)エコノミスト
1979年7月 同事務総長室課長
1987年4月 笹川平和財団プログラム・デイレクター
1995年4月 同参与
1986年10月 国際開発高等教育機構、国際開発研究センター所長
1987年4月―1999年3月 東京大学客員教授、兼任
2001年12月 国際基督教大学教授
2002月4月 国連大学客員教授、兼任
2002年4月 政策研究大学院大学客員教授、兼任
2007年3月 国際基督教大学定年退職
2007年4月―2008年3月、同客員教授
2010年4月 政策研究大学院大学非常勤講師
2011年1月 国連大学依願退職

現在の活動は以下のものを含む

日本共生科学会副会長
日本国連学会理事
リベラルアーツ21代表幹事
地球憲章アジア太平洋委員会理事
アレキサンドリア図書館顧問

講義一覧


政策協調はG20という殻だけあって内容がない

国際参謀が語る、これからの世界に必要な人材像

OECD(経済開発協力機構)で事務総長補佐官を8年間務めた高橋一生氏が、その仕事のエッセンスを明らかにしつつ、国際参謀として必要な資質を語る。そこから導き出された、これからの世界に必要な人材像とは? 世界情勢を俯瞰し続けてきた高橋氏によるレクチャー。(インタビュアー:大上二三雄氏/エム・アイ・コンサルティンググループ株式会社代表取締役)


不思議なことに人類の歴史は千年ごとに大変化を見せている

三つの千年紀から見た世界の変遷

国家百年の計というが、人類史には千年ごとの変化があると、高橋一生氏は言う。普段は使わない長大なスコープを通して見ると、人類と世界の課題も、将来への展望も、手に取るように見えてくる。いざ、三つの「千年紀」が語る世界へ。


「21世紀はアジアの時代」をアンガス・マディソンが予測

近代のドラマ~民族国家と経済成長~

英国の経済学者、アンガス・マディソン博士は「21世紀は、アジアの時代」であることをいち早く予測した人物だった。しかし、この予測も、「民族国家」としての覇権争いが戦争という局面を迎えなければという話であることは言うまでもない。アジアと世界の21世紀のために必要な策を、高橋一生氏とともに考えてみたい。


国際協力システムの強化に関して出てきた2つの好材料

権力政治化する国際社会と国際協力(1)環境における日本の役割

国際社会は 権利政治と国際協力という二重構造で成り立っていると語る日本国連学会理事であるリベラルアーツ21代表幹事の高橋一生氏。現在は、中国によるアメリカの覇権へのチャレンジや、混乱する中近東への各国の対応が対立するなど、世界全体が権力政治を優位とする社会になっている。そんな世界構造の中、環境と国際開発協力という二つの視点から、髙橋氏が日本の役割を提示する。(前編)


予算は半減したのに日本の開発援助に高い評価という皮肉

権力政治化する国際社会と国際協力(2)国際開発協力における日本の役割

現在、世界全体が権力政治を優位とする社会になっている。そんな中、国際協力における好材料として、環境と国際開発協力という二つの側面を提示した高橋一生氏。今回は、国際開発協力について、現在の世界状況を踏まえながら、日本が果たすべき役割とその可能性を語る。(後編)