丹羽宇一郎

元・中華人民共和国駐箚特命全権大使

プロフィール

<略歴>
1939年、愛知県生まれ。
1962年3月名古屋大学法学部卒業、同年4月伊藤忠商事入社、主に食料部門携わる。
1998年同社社長、2004年会長に就任、
2010年6月~2012年12月中華人民共和国駐箚特命全権大使。
2013年4月早稲田大学特命教授に就任。
2006年10月~2008年10月経済財政諮問会議民間議員
2007年04月~2010年03月地方分権改革推進委員会委員長。

<主な著書>
「人は仕事で磨かれる」文春文庫刊
「汗出せ、知恵出せ、もっと働け!」文藝春秋刊
「新・ニッポン開国論」日経BP刊
「負けてたまるか!若者のための仕事論」朝日新書刊
「北京烈日」文藝春秋刊
「負けてたまるか!リーダーのための仕事論」朝日新書刊
「中国の大問題」PHP新書刊。

講義一覧


今の中国は40年前の日本と同じだが、規模が桁違い

「中国の大問題」について(1)数字で読み解く中国経済の実情

「中国経済はもう終わり」。最近、そんな声がよく聞かれる。だが、それを「勉強不足」の浅見と一蹴する識者がいる。「終わり」どころか、中国経済はまだまだ伸びる。そして早晩アメリカを抜くだろう。伊藤忠商事社長・会長から初の民間出身中国大使に就任した丹羽宇一郎氏が中国経済の去就を数字で読み解く。


鄧小平の改革開放から約40年ーこのままでは失敗する

「中国の大問題」について(2)社会主義市場経済の限界と可能性

類のない超経済大国となった中国。だがその「驕り」は中国の足下をすくうだろうと、丹羽宇一郎前中国大使は指摘する。中国経済は今後どうなるのか。「世界の工場」から「世界の市場」へと移行する中国に対して、日本はどう向き合うべきなのか。日中経済という難問を丹羽氏が語る。(全4話中第2話目)


権力構造を清掃中! 第2次習近平体制に残るのは誰?

「中国の大問題」について(3)第2次習近平体制に向けて

国家主席としての習近平の実力は、一体どのようなものか。今後、習近平体制は何を実施し、どのように変化していくのか。習近平に直接何度も会っている丹羽氏が、習近平および習近平体制の現在と将来の見通しについて明かす。(全4話中第3話目)


14億人の民を統治するには連邦共和制を採るべき!?

「中国の大問題」について(4)中国を統治する方法

「今後、中国は14億人の民を中国共産党8000万人で統治するのは難しいだろう」と丹羽宇一郎氏は言う。では、中国は国をどのように統治したらよいのか。中国を見つめ続けてきた丹羽氏は、連邦共和制を提案する。(全4話中第4話目)