松田智生

三菱総合研究所 主席研究員

プロフィール

1966年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。
専門は地域活性化、アクティブシニア論。高知大学客員教授を兼務。
委員として、内閣官房・地方創生×全世代活躍まちづくり検討会・座長代理、
内閣府・高齢社会フォーラム企画委員、石川県ニッチトップ企業評価委員、
浜松市地方創生アドバイザー、壱岐市政策顧問等を歴任する当該分野の第一人者。
著書に『明るい逆参勤交代が日本を変える』(事業構想大学院大学出版部)、
『日本版CCRCがわかる本』(法研)等がある。

講義一覧


上士幌町が「SDGs未来都市」に!逆参勤交代の可能性と課題

逆参勤交代が日本を変える(2)実証実験の好事例と実装への課題

逆参勤交代プロジェクトは今、その実証実験が北海道から九州まで全国に広がっており、なかでも北海道の上士幌町が「SDGs未来都市」に選定されるなど、好事例も生まれている。福沢諭吉の「半学半教」という言葉にもあるように、逆参勤交代は、参加した大人と地域の子どもたちが学び合い、教え合うというモデルになるという。一方、費用対効果や制度設計など課題もいろいろと見えてきた。今回はトライアルを踏まえて、逆参勤交代の可能性と実装に向けた課題について解説する。(全2話中第2話)


逆参勤交代が可能にする個人・地域・企業の「三方よし」

逆参勤交代が日本を変える(1)逆参勤交代のモデルとメリット

参勤交代によって人材循環による国の活性化が起こった江戸時代。時代は下り、令和の日本では、「逆参勤交代」なるプロジェクトがその実装に向けて動き始めている。逆参勤交代は個人・地域・企業の「三方よし」ということだが、一体どのような取り組みなのか。その多様な実施内容とメリットについて解説する。(全2話中第1話)