山内昌之

東京大学名誉教授/歴史学者/武蔵野大学国際総合研究所客員教授

プロフィール

<社会的活動>
内閣官房や外務省等の審議会や研究会の委員を委託され、現実の政策立案にも参加している。
2013年1月より、首相官邸設置「教育再生実行会議」の有識者委員、同年4月より、政府「アジア文化交流懇談会」の座長を務め、2014年6月から「国家安全保障局顧問会議」の座長に就任した。
また、2015年2月から「20世紀を振り返り21世紀の世界秩序と日本の役割を構想するための有識者懇談会」(略称「21世紀構想懇談会」)メンバー。
2015年3月、日本相撲協会「横綱審議委員」に就任。


これまで歴任した委員は以下のとおり。

内閣官房
・安心社会実現会議委員
・アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会委員
文部科学省
・文化審議会委員
・中央教育審議会社会科専門部会委員
・文化庁「文化発信戦略に関する懇談会」座長
外務省
・外務人事審議会委員
・日本アラブ対話フォーラム委員
経済産業省
・総合資源エネルギー調査会委員


日中歴史共同研究委員会委員
日韓歴史共同研究委員会委員

2003年から2005年までは、三回の日本政府中東文化ミッション団長として中東各国を訪問。 外交問題に関する小泉純一郎首相の私的諮問機関「対外関係タスクフォース」委員 (2001-2002年) 、内閣官房 「美しい国づくり」 企画会議座長代理 (2007年) 、日本ユネスコ国内委員会、日加フォーラムなどの委員も務める。

また、現在も務める委員は次のそれぞれである。

中東調査会 常任理事
日本経団連 アカデミック・アドバイザー
トヨタ財団 理事
サントリー文化財団 評議員

<所属学会>
国際政治学会、日本中東学会

<経歴>
北海道小樽潮陵高等学校卒業
1971年北海道大学文学部卒業。
1976年同大学院文学研究科博士課程単位取得退学。
1978年カイロ大学文学部客員助教授 (-1980年) 。
1982年東京大学教養学部助教授。
1992年ハーバード大学客員研究員 (-1993年) 。
1993年東京大学大学院教授 (総合文化研究科 地域文化研究専攻) 。
1993年東京大学から博士(学術)の学位取得。
博士論文「The Green Crescent under the Red Star: Enver Pasha in Soviet Russia 1919~1922 」
2012年東京大学を定年退職。明治大学研究 ・知財戦略機構特任教授に就任
東京大学名誉教授、三菱商事顧問、フジテレビジョン特任顧問に就任。
読売新聞調査研究本部客員研究員。
2018年 武蔵野大学国際総合研究所特任教授に就任。
2923年 武蔵野大学国際総合研究所客員教授に就任。

<受賞歴>
1984年 発展途上国研究奨励賞 ( 著書『現代のイスラム』 )
1987年 サントリー学芸賞 ( 著書『スルタンガリエフの夢』 )
1990年 毎日出版文化賞 ( 著書『瀕死のリヴァイアサン』 )
1991年 吉野作造賞 ( 著書『ラディカル・ヒストリー』 )
2002年 司馬遼太郎賞 ( 一連の業績に対して )
毎日出版文化賞 ( 共同編著『岩波イスラーム辞典』 )
2006年 紫綬褒章

<著書>
『中東とISの地政学 ―イスラーム、アメリカ、ロシアから読む21世紀―』(朝日新聞出版)
『新版 イスラームとアメリカ』(中公文庫)
『鬼平とキケロと司馬遷と ―歴史と文学の間―』(中央公論新社)
『中東複合危機から第三次世界大戦へ ―イスラームの悲劇―』(PHP研究所)
『歴史とは何か ―世界を俯瞰する力―』(PHP研究所)
『中東国際関係史研究  トルコ革命とソビエト・ロシア 1918-1923』(岩波書店)
『歴史という武器』(文藝春秋)
『名将と参謀 ―時代を作った男たち―』(中央公論新社)
『リーダーシップ 胆力と大局観』(新潮社)
『岩波イスラーム辞典』(共編著、岩波書店)
『ラディカル・ヒストリー』(中央公論新社)
『歴史の作法』(文藝春秋)
『帝国と国民』(岩波書店)
『嫉妬の世界史』(新潮社)
『歴史と外交』(中央公論新社)
『歴史学の名著30』(筑摩書房)
『瀕死のリヴァイアサン~ペレストロイカと民族問題~』(TBSブリタニカ/講談社)
『スルタンガリエフの夢~イスラム世界とロシア革命~』(東京大学出版会/岩波現代文庫)
『現代のイスラム~宗教と権力~』(朝日新聞社)
など
(更新:2017年2月)

講義一覧