日高義樹

ハドソン研究所首席研究員

プロフィール

1935年、名古屋市生まれ。
東京大学英文学科卒業。
1959年、NHKに入局。
ワシントン特派員を皮切りに、ニューヨーク支局長、ワシントン支局長を歴任。
その後NHKエンタープライズ・アメリカ代表を経て、理事待遇アメリカ総局長。
審議委員を最後に、1992年退職。
その後、ハーバード大学客員教授、ケネディスクール・タウブマン・センター諮問委員、ハドソン研究所首席研究員として、日米関係の将来に関する調査・研究の責任者を務める。

『アメリカに敗れ去る中国』
『米朝密約』(以上、徳間書店)、
『日本人の知らないトランプのアメリカ』(海竜社)、
『米朝「偶発」戦争』(PHP研究所)、
『2020年「習近平」の終焉』(悟空出版)など、著書多数。

講義一覧


2020年にトランプ大統領が再選したら「習近平」は終焉する

米中対立の今後を読む~覇権国家の条件とは何か~

『2020年「習近平」の終焉』の著書である日高義樹氏は、習近平率いる中国が世界の覇権国家となる可能性は極めて低いと見ている。その要因として、中国経済の縮小、人口の減少、技術に欠ける軍事力の弱さを挙げている。一方、アメリカは、クリントン政権からオバマ政権までの時期に、覇権国家としての意志を失っていた。しかし、2020年にトランプ大統領が再選されたら、アメリカは中国により強い圧力をかける。それはつまり、習近平時代の終焉を意味するという。
※インタビュアー:川上達史(10MTVオピニオン編集長)


北朝鮮の核問題の本質はどこにあるのか

北朝鮮危機の本質と核問題

トランプ大統領は北朝鮮をアメリカと対等に語り得る核保有国と見なし、米朝会談を持ちかけたが、日高氏は北朝鮮は独裁国家であり、核保有国に必要な政治体制、チェック機能や仕組みを持っていないことを指摘する。アメリカの専門家が最も問題にしているのも、その点だという。大問題なのは、核の恐ろしさとそれを使う人間の意図と能力について考えないことなのだ。
※インタビュアー:川上達史(10MTVオピニオン編集長)