真山仁

小説家

プロフィール

【略歴】
1962年   大阪府生まれ
1987年   同志社大学法学部政治学科卒
同年4月   中部読売新聞(のち読売新聞中部支社)入社
1989年11月 同社退職
1991年   フリーライターに
2004年   『ハゲタカ』(ダイヤモンド社)でデビュー
2018年   テレビ朝日で木曜ドラマ「ハゲタカ」が7/19~放送予定。8月には「ハゲタカ」シリーズ第五弾となる『シンドローム』刊行予定(講談社)


【著作】
2004年 『ハゲタカ』(ダイヤモンド社/講談社文庫)
2005年 『虚像(メディア)の砦』(角川書店/講談社文庫)
2006年 『マグマ』(角川文庫) 『バイアウト』(講談社/講談社文庫 ※『ハゲタカⅡ』に改題)
2008年 『ベイジン』(東洋経済新報社/幻冬舎文庫)
2009年 『レッドゾーン』(講談社/講談社文庫)
2010年 『プライド』(新潮社/新潮文庫)
2011年 『コラプティオ』(文藝春秋/文春文庫)
2013年 『黙示』(新潮社/新潮文庫)
2013年 『グリード』(講談社/講談社文庫 ※『ハゲタカⅣ グリード』に改題)
2014年 『そして、星の輝く夜がくる』(講談社/講談社文庫)『売国』(文藝春秋/文春文庫)『ダブルギアリング 連鎖破綻』(角川文庫 ※香住究と共著)
2015年 『雨に泣いてる』(幻冬舎/幻冬舎文庫)『ハゲタカ外伝 スパイラル』(ダイヤモンド社)『当確師』(中央公論新社)
2016年 『海は見えるか』(幻冬舎/幻冬舎文庫)
2017年 『バラ色の未来』(光文社)『標的』(文藝春秋)『オペレーションZ』(新潮社)『ハゲタカ2.5 ハーディ』(講談社文庫)

【映画・ドラマ化】
2007年 NHK土曜ドラマ「ハゲタカ」2月7日~3月24日(原作『ハゲタカ』『バイアウト』)
2009年 映画「ハゲタカ」6月6日公開(原作『レッドゾーン』)
2012年 WOWOW連続ドラマW「マグマ」6月10日~7月8日・全5話(原作『マグマ』)
2016年 テレビ東京六本木3丁目移転プロジェクト特別企画 ドラマスペシャル「巨悪は眠らせない 特捜検事の逆襲」10月5日(原作『売国』)
2017年 テレビ東京 ドラマ特別企画「巨悪は眠らせない 特捜検事の標的」10月4日(原作『標的』)

講義一覧


読み手の琴線に触れる技術が失われてきている

真山仁の小説論(1)想像力と技術の不足

活字離れが叫ばれる昨今の日本だが、書き手側にも問題があると、『ハゲタカ』シリーズ(2018年7月19日よりテレビ朝日系列でドラマ化)の著者である小説家・真山仁氏は語る。それは、いったいどういうことなのか。真山氏が、「想像力」をキーワードに論じる。(全3話中第1話)


小説は"人はなぜ生きるのか"を問い続けるヒント

真山仁の小説論(2)不条理とどう向き合うか

小説の面白さは不条理とどう向き合うかについて想像力を喚起させるところにあると、小説家・真山仁氏は説く。重要なのは物語に善悪をつけることではなく、想像力を喚起させることだ。小説家の腕もそこにかかっている。(全3話中第2話)


日本人は想像力がない?小説家の役割は「物申す」こと

真山仁の小説論(3)小説家の役割

「想像力」は小説や映画を楽しむためだけではなく、将来世代の日本社会のためにも求められている。そうした中で小説家が担うべき役割とはいかなるものなのか。小説家・真山仁氏が自身の取り組みを踏まえて論じる。(全3話中第3話)


安全な日本では競争を避ける内向きな人が増えた

真山仁の社会論(1)日本社会と日本人の問題点

日本人は今、内向きでモチベーションの低い人が多いといわれている。なぜそうなってしまったのか。小説家・真山仁氏が日本社会の問題をあぶり出し、日本人の問題点を鋭く突く。(全3話中第1話)


関西の東京化は、地方全体の問題である

真山仁の社会論(2)東京の没個性化と関西の東京化

東京では言葉が漂白され、個性を出さず競争をしなくなっている。一方、関西の東京化が進んでいると、小説家・真山仁氏は考える。それはいったいどういうことか。関西出身で現在も関西に住む真山氏に、関西と東京の現在について語っていただいた。(全3話中第2話)


一般人とエリートの価値観や考え方がどんどん離れている

真山仁の社会論(3)価値観の分断とエリートへの不信感

エリートと非エリートの間で、今ますます価値観の分断が起こっている。その原因は長らく続いた財政難にあるという。この状況下でわれわれは何ができるのだろうか。小説家・真山仁氏が論じる。(全3話中第3話)


日本企業は、哲学がないまま生き残ってしまった

真山仁の経営論(1)日本企業が成長力を失った理由

日本は、企業としての新陳代謝が30年ほど止まっているという。それはいったいどういうことなのか。また、なぜそうなってしまったのか。小説家・真山仁氏が、日本企業の問題点について語る。(全3話中第1話)


高齢世代は若者にチャンス・富・地位を譲るべき

真山仁の経営論(2)「働き方改革」のポイント

「働き方改革」と言われて久しいが、現実的には当事者不在の「働かせ方改革」にすぎないと、小説家・真山仁氏は指摘する。いったいどういうことなのか。また、「働き方改革」のポイントはどこにあるのか。真山氏の考えを伺おう。(全3話中第2話)


ポスト成長時代の行政の仕事は、労働環境の整備

真山仁の経営論(3)平成30年間の反省

「働き方改革」が働く人の目線で進められるためには、政府がいかに産業全体の売上の向上を促進するかである。小説家・真山仁氏が、日本企業がはらむ問題を指摘しつつ、政府が取るべき方策と現役世代の心構えについて説く。(全3話中第3話)