一條和生

一橋大学名誉教授

プロフィール

<略歴>
1958年東京都生まれ。

1982年、一橋大学社会学部卒業。
1987年、一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了、
1995年、ミシガン大学経営大学院にてPh.D.(経営学)取得。
2014年4月より、一橋大学大学院国際企業戦略研究科研究科長、同教授
2018年4月より、一橋大学大学院経営管理研究科 国際企業戦略専攻長 教授(2022年3月まで)
2022年4月より、現職

専攻は組織論(知識創造理論)、リーダーシップ、企業変革論。
日本で最もグローバルな経営大学院の研究科長としてリーダーシップを発揮すると同時に、一流企業のリーダー育成プロジェクトやコンサルティングに深く関与。
シマノなどで社外取締役歴任、企業界への実践的な影響も強く、世界トップクラスのビジネススクールと評されるスイスのIMD(国際経営開発研究所)の教授に日本人として初めて就任、現在も特任教授としてエグゼクティブ教育に従事。

主な著書に『リーダーシップの哲学』(東洋経済新報社、2015年)、『井深大 人間の幸福を求めた 創造と挑戦』(PHP研究所、2017年)など。

講義一覧


オンラインSPA(製造小売業)が業界を変える

AIとデジタル時代の経営論(1)オンラインSPAの衝撃

一橋大学大学院国際企業戦略研究科研究科長・教授の一條和生氏によれば、世界の経営者は「デジタルディスラプション」に相当な危機感を抱いている。例えば、オンラインSPAの登場によって、従来のアパレル産業は深刻な変化にさらされてきた。単にデジタルテクノロジーだけではなく、従来の企業のあり方全体の変革が必要である。(2017年7月24日開催日本ビジネス協会JBCインタラクティブセミナー講演「AIとデジタル時代のリーダーシップ」より、全9話中第1話)


ユニクロ柳井氏の経営者としての大きな資質とは?

AIとデジタル時代の経営論(2)ユニクロの情報製造小売業

デジタル化で世界が変わりつつある中、ファーストリテイリング会長兼社長の柳井正氏は情報製造小売業を打ち出した。さらに、有明にヘッドクォーターズを造り、本社を移転するなど、柳井氏は社員の意識改革を試みようとしている。一橋大学大学院国際企業戦略研究科研究科長・教授の一條和生氏が、デジタル時代の企業変革について解説する。(2017年7月24日開催日本ビジネス協会JBCインタラクティブセミナー講演「AIとデジタル時代のリーダーシップ」より、全9話中第2話)


デジタルディスラプションは2014年から始まっている

AIとデジタル時代の経営論(3)デジタル化の渦

一橋大学大学院国際企業戦略研究科研究科長・教授の一條和生氏が、デジタル化時代に訪れる危機について解説する。IMDの2015年の調査によれば、新しいデジタル・ビジネスモデルの登場に、世界の経営者はかなりの危機感を抱いている。テクノロジーやメディアのみならず、教育や製薬もデジタル化の影響は避けられない。(2017年7月24日開催日本ビジネス協会JBCインタラクティブセミナー講演「AIとデジタル時代のリーダーシップ」より、全9話中第3話)


AIの活用は売上増加にも直結する

AIとデジタル時代の経営論(4)AIと人間の仕事

一橋大学大学院国際企業戦略研究科研究科長・教授の一條和生氏が、AIが人間の仕事に与える影響について解説する。2011年、IBMのワトソンがジョパディ!で人間に勝って以来、第3次AIブームが始まった。非ルーティンの仕事もやがてはAIが担うようになるだろう。最近では、トップライングロースにもAIが有効だと分かってきた。(2017年7月24日開催日本ビジネス協会JBCインタラクティブセミナー講演「AIとデジタル時代のリーダーシップ」より、全9話中第4話)


日本におけるAI関連の人材不足を解消するには?

AIとデジタル時代の経営論(5)日本の人材不足

一橋大学大学院国際企業戦略研究科研究科長・教授の一條和生氏が、日本におけるAI関連の人材不足の現状について解説する。確かに、今すぐにAI関連の人材が必要な企業は多くはないかもしれないが、10年後にはそうはいかない。人材不足を補うために、日本の企業界全体でITに対するパラダイムを変えていく必要があるだろう。(2017年7月24日開催日本ビジネス協会JBCインタラクティブセミナー講演「AIとデジタル時代のリーダーシップ」より、全9話中第5話)


AIは「暗黙知・常識に基づく高度な判断」が不得意

AIとデジタル時代の経営論(6)暗黙知と判断力

一橋大学大学院国際企業戦略研究科研究科長・教授の一條和生氏によれば、AIが不得手なのは、暗黙知・常識に基づく高度な判断である。人間の役割はこうした暗黙知を捨てず、個々の状況での判断力を磨いていくことだ。暗黙知を支える思い・信念を、企業の中でも、今以上に評価するようにしていく必要があるだろう。(2017年7月24日開催日本ビジネス協会JBCインタラクティブセミナー講演「AIとデジタル時代のリーダーシップ」より、全9話中第6話)


「全員経営」はデジタル時代でも日本企業が守るべき強み

AIとデジタル時代の経営論(7)全員経営・ミドル

確かにデジタル化時代において、日本企業には変革が求められるが、他方で変えてはならない大切なものもある。それは全員経営とミドルアップダウンだと、一橋大学大学院国際企業戦略研究科研究科長・教授の一條和生氏は言う。これらは全員が経営者意識を持ち、主体的に仕事に取り組むことを可能にする、日本企業の強みである。(2017年7月24日開催日本ビジネス協会JBCインタラクティブセミナー講演「AIとデジタル時代のリーダーシップ」より、全9話中第7話)


創業者が記した設立趣意書の原点を見失っていたソニー

AIとデジタル時代の経営論(8)ソニーの原点

一橋大学大学院国際企業戦略研究科研究科長・教授の一條和生氏は、働き方改革について、職務規定の明確化の重要性を認めつつも、暗黙知の要素への評価の重要性を強調する。ソニーは、創業者の一人、井深大氏が東京通信工業設立趣意書に書いた、人間としての強い思いを取り戻し、原点回帰することで、最近復調の兆しを見せている。(2017年7月24日開催日本ビジネス協会JBCインタラクティブセミナー講演「AIとデジタル時代のリーダーシップ」より、全9話中第8話)


創業の原点に忠実であり続けてきたホンダ

AIとデジタル時代の経営論(9)ホンダのフィロソフィー

一橋大学大学院国際企業戦略研究科研究科長・教授の一條和生氏は、ホンダの事例を通じて、日本企業には、デジタル化の中でも忘れるべきでない「らしさ」があると論じる。ホンダは本田宗一郎氏による創業以来、原点ともいうべき「Hondaのフィロソフィー」を継承し続けてきた。それがイノベーションを続ける原動力になっている。(2017年7月24日開催日本ビジネス協会JBCインタラクティブセミナー講演「AIとデジタル時代のリーダーシップ」より、全9話中第9話)