大鹿哲郎

筑波大学眼科教授

プロフィール

<略歴>
1985年、東京大学医学部卒、同大学眼科学教室入局
1988年、東京厚生年金病院眼科
1995年、東京大学医学部講師
1998年、東京大学医学部助教授
2002年、筑波大学眼科教授     
日本眼科学会専門医・指導医

<専門分野>
白内障手術,眼光学,角膜疾患

<受賞歴>
1989年、平成元年度財団法人日本眼科学会学術奨励賞
1992年、ASCRS Film Festival "Intraocular Lens" second prize
2000年、ロートアワード
2002年、財団法人桐仁会設立10周年記念臨床医学研究助成受賞
2004年、日本医師会医学研究助成受賞
2004年、日本眼科学会総会宿題報告
2007年、日本眼科学会評議員会賞

<監修>
『目の病気がよくわかる本 緑内障・白内障・加齢黄斑変性と網膜の病気 (健康ライブラリーイラスト版)』(講談社、2016/5/11)
『くわしく知りたい目の病気―白内障・緑内障・加齢黄斑変性 (別冊NHKきょうの健康) 』(NHK出版 、2013/2/19)

講義一覧


ブルーライトは本当に目に悪い?…どの程度影響するのか

目の健康と医療・最前線(1)ブルーライトは目に悪いのか

目の健康は、私たちの生活を大きく左右する、一大関心事である。筑波大学眼科教授・大鹿哲郎氏が、最新の研究成果を踏まえ、目の健康に関する最前線の情報をお伝えする。第1回目の今回はブルーライトが与える目への影響についてだ。(全5話中第1話)


増える子どもの近視。原因と予防法を徹底解説!

目の健康と医療・最前線(2)近視の進行予防

スマートフォンや携帯ゲーム機の普及で、かつてないスピードで近視の子どもが増えているという。わが子の近視予防は、日本のみならず多くの国の親にとって大切な問題である。最新の研究成果では、「外で遊ぶ」ことが近視予防として効果的とされている。筑波大学眼科教授・大鹿哲郎氏が、詳しく解説した。(全5話中第2話)


「プールの後に目を洗う」ことはやってはいけない

目の健康と医療・最前線(3)目に関する常識の今と昔

一昔前の学校では、プールに入った後に目を洗うよう指導していた。ところが、筑波大学眼科教授・大鹿哲郎氏によれば、これは目に必要な涙も洗い流してしまうため、医学的にはお勧めできない「非常識」となっている。子どもの頃の常識が、もはや通用しなくなっている現状を、大鹿氏が分かりやすく解説する。(全5話中第3話)


遠くが見えるのは必ずしも「目が良い」ことではない

目の健康と医療・最前線(4)目が良い・目が悪いとは?

遠くが見える人は「目が良い」のか。この当たり前のように思えることに、筑波大学眼科教授・大鹿哲郎氏は疑問を呈する。例えば、子どもの頃は遠くが見えた方が何かと好都合だが、年齢を重ねて老眼になれば、近くが見えることの方が自慢になる。どのような「目」が良いかは、年齢や生活条件によって変化するのだ。(全5話中第4話)


老眼鏡は複数用意すべき!パソコンで目が疲れる原因

目の健康と医療・最前線(5)VDT症候群とその対策

パソコンやスマートフォンの影響などで身近になった「疲れ目」だが、実はこれはVDT症候群によるものだという。同じ画面を見続ければ、目の筋肉は固まるし、乾いて傷つきやすくなる。筑波大学眼科教授・大鹿哲郎氏は、ちょっとした工夫や環境整備で、このVDT症候群は緩和され、健康的な生活が送れるという。その方法とは。(全5話中第5話)