今村聡

元公益社団法人日本医師会 副会長/一般社団法人 健康・省エネ住宅を推進する国民会議 会長

プロフィール

<略歴>
昭和26年 生まれ
昭和52年 3月 秋田大学医学部卒業
昭和52年 6月 三井記念病院研修医
昭和54年 4月 神奈川県立こども医療センター
昭和58年 4月 浜松医科大学助手
昭和62年 4月 浜松医科大学講師
昭和63年 1月 静岡県立総合病院医長
平成 元年 4月 浜松医科大学講師
平成 3年 5月 今村医院院長
平成11年 2月 (医社)聡伸会今村医院理事長

平成 9年 4月 (社)板橋区医師会理事
平成11年 4月 (社)板橋区医師会副会長
平成15年 4月 (社)板橋区医師会監事
平成15年 4月 (社)東京都医師会監事
平成16年 6月 (社)東京都医師会理事
平成18年 4月 (社)日本医師会常任理事
平成24年 4月 (社)日本医師会副会長
平成25年 4月 (公社)日本医師会副会長

講義一覧


日本の医療制度の特徴…国民皆保険・フリーアクセス・現物給付

日本の医療を考える~その特徴と課題(1)医療制度を支える三つの特徴

日本の医療には「国民皆保険」「フリーアクセス」「現物給付」という三つの特徴がある。この三つの柱が支える医療制度の下で、世界最長の平均寿命や高い保健医療水準は達成されたのだと、公益社団法人日本医師会副会長・今村聡氏は言う。今回は、それらの特徴を分かりやすく解説していただいた。(全6話中第1話)


医療費の自己負担率を世界と比べると日本は割高?

日本の医療を考える~その特徴と課題(2)医療費を支える財源

日本の医療費は、2013年度で約40兆円強。それを支える財源は、「自助」「公助」「共助」の三つの組み合わせで成り立っているという。社会連帯によって支えられてきた保健医療は、社会構造の変化に耐えられるのだろうか。その現状と問題点を公益社団法人日本医師会副会長・今村聡氏に解説いただく。(全6話中第2話)


日本の医療は世界最高評価だが、健康状態の自己評価は最低

日本の医療を考える~その特徴と課題(3)日本の医療の評価

世界最先端の医療で注目されるアメリカに一つも“A”評価のつかなかったOECDによる個別評価だが、世界17カ国中最高評価を受けている日本で、「健康状態の自己評価」だけは30年間“D”評価が続いている。このような国は他にはない。一体なぜなのだろう。日本の医療評価の現状について、公益社団法人日本医師会副会長・今村聡氏に解説いただく。(全6話中第3話)


かかりつけ医の「ゆるやかなゲートオープナー機能」に注目

日本の医療を考える~その特徴と課題(4)「かかりつけ医」の2つの役割

公益社団法人日本医師会副会長・今村聡氏が「かかりつけ医」を持つことの重要性について語る。「かかりつけ医を持つ」とは、自分の体調、体質をよく知っている医師による良質の医療体制を手にする、ということだけでなく、もっと大きな視野に立ったメリットがある。かかりつけ医による働きは「ゆるやかなゲートオープナー機能」と呼ばれるのだが、はたしてこの機能とは?(全6話中第4話)


少子高齢化社会で医療費を削減する具体的な方法とは?

日本の医療を考える~その特徴と課題(5)今後の課題

公益社団法人日本医師会副会長・今村聡氏が日本医療の今後の課題と解決策について語る。世界最高水準を誇る日本の医療制度も、少子高齢化、医療技術の進歩などで膨れ上がる医療費、社会保障費の前に疲弊しきっているのが現状だ。この現状を改善するために行われている数々の対策から、日本の医療の将来を考える。(全6話中第5話)


就労ストレス50%以上!健康経営のため企業がすべきこと

日本の医療を考える~その特徴と課題(6)「健康経営」で人と企業を守る

公益社団法人日本医師会副会長・今村聡氏が最近注目されている「健康経営」について解説。労働人口の減少という現実の中、日本の労働者は心身ともに不安や悩みを抱えながら働いており、そのことが企業の経営にも深刻な影響を及ぼしているという。この問題を解決するため、「健康経営」を根付かせていく必要がある。(全6話中第6話)