菊地臣一

福島県立医科大学 元・理事長兼学長

プロフィール

<研究分野>
整形外科学

<研究テーマ>
脊髄神経根障害の病態
腰痛
コンパートメント症候群の病態

<略歴>
昭和46年 福島県立医科大学卒業
福島県立医科大学附属病院整形外科入局
昭和52年 カナダ・トロント大学ウェールズリィ病院留学
昭和55年 日赤医療センター整形外科副部長
昭和61年 福島県立田島病院院長
昭和63年 福島県立医科大学整形外科講師
平成2年 同大学整形外科教授
平成14年 同大学医学部附属病院副院長
平成16年 同大学医学部長
平成18年 福島県医師派遣調整監就任
公立大学法人福島県立医科大学副理事長(医療担当)兼附属病院長
平成19年 日本脊椎脊髄病学会理事長(~平成24年)
平成20年 公立大学法人福島県立医科大学理事長兼学長
平成29年 福島県立医科大学 常任顧問兼ふくしま国際医療科学センター常勤参与
令和2年 一般財団法人脳神経疾患研究所 常任顧問

<役職等>
平成5年 雑誌「Spine」Associate Editor
同誌Advisory Editorial Board(平成12年~18年)
同誌Deputy Editor(平成19年~)
平成8年 「脊椎脊髄ジャーナル」編集委員(~平成18年3月)
「臨床整形外科」編集委員、同誌編集主幹(平成22年~)
「NEW MOOK整形外科」編集委員
平成15年 スウェーデン・イヨテボリ大学名誉医学博士号授与
平成17年 2005年度 International Society for the Study of the Lumbar Spine 会長就任
平成18年 学術誌「ペインクリニック」編集委員
A Foreign member of The Royal Society of Arts and Sciences in Goteborg 就任
平成23年 香港大学客員 教授


<受賞学術賞>
2015年 最優秀論文賞(国内)
2013年 優秀論文賞(国内)
Best Paper Award at the International Society for the Study of the Lumbar Spine Annual Meeting 2013(国外)
2012年 平成24年度JOS Best Paper Award(国内)
優秀論文賞(国内)
優秀若手演題賞(国内)
日野原賞(国内)
2010年 鬼の手賞(国内)
2009年 優秀論文賞(学会誌Pain Research2009年度投稿論文)(国内)
2007年 APOA 2007 Spine Award(国外)
第5回整形外科痛みを語る会 学会奨励賞(国内)
2006年 第17回国際腰椎学会日本支部奨励賞(第33回)(国外)
平成17年度福島医学会学術奨励賞(国内)
2000年 国際腰痛学会(第27回) Volvo Award受賞(国外)
1998年 財団法人 上原記念生命科学財団 平成9年度研究助成(国内)
1994年 財団法人 整形外科学研究助成財団 ジンマ-・ジャパン奨励賞(国内)


<著書>
『Accepted Theories and the Truth about Backache-PartII』(金原出版)
『日常診療における末梢血管障害の診療ガイドブック-腰部脊柱管狭窄との診療も踏まえて-改訂版』(監修、一般社団法人呼吸研究)
『プライマリケアのための腰部脊柱管狭窄外来マネジメント改訂版』(編集、医薬ジャーナル社)
『腰痛 第2版第1刷』(医学書院)
『続・腰痛をめぐる常識のウソ』(金原出版)
他、多数


2022年 逝去(享年75)

講義一覧


高齢者だけじゃない! 若年層にも腰痛が増えている

最新の腰痛医療(1)導入された二つの医療と慢性腰痛

「世界中で、3カ月以上続く慢性腰痛が増えています」と語るのは、福島県立医科大学理事長兼学長の菊地臣一氏だ。今、腰痛と腰痛治療の世界で何が起こっているのか。菊地氏が最新の情報や治療法、考え方を紹介する。(全2話中第1話目)


腰痛でも安静より運動! 座りっぱなしは死亡リスクが増加

最新の腰痛医療(2)運動療法と認知行動療法

「メタボリックシンドロームや生活習慣病は、腰痛と深く関係しています」と、福島県立医科大学理事長兼学長・菊地臣一氏は語る。しかも、単に太っているから腰が痛くなるというわけではないという。菊地氏が腰痛の最新治療法を紹介する。(全2話中第2話目)