技術と社会を考える


「ヒートアイランド現象」に対して打つ手はないのか?

身近なところから技術でエコ

日本の都会の夏を住みづらくさせている「ヒートアイランド」。誰もが「仕方がない」とあきらめているこの現象に、打つ手はないのか。われわれの身近なところから、この問題の解決策を小宮山宏氏がポイントを絞って解説する。


2050年には自動車のエネルギー効率は5~10倍になる

究極の省エネ自動車

タイヤと地面の間の摩擦が減れば、燃料は減らせる。ゆえに自動車は軽いほうがいい。新素材はそろい出したし、日本の技術の確かさも、事実が証明してくれた。未来の明るい自動車の省エネルギーに関する展望を小宮山宏氏が語る。


縦軸と横軸に何を置くかで同じデータでも全く意味が異なる

グラフの座標軸は思想を表す

折れ線グラフや棒グラフでデータの動向を見る手法は、どんな業界でも一般的に行われている。目標の達成度、対象別の比較など、数値の変化が教えてくれることは多い。しかし、新たな発想で、同じデータも全く違う意味を持つ。小宮山宏氏の実践から、「グラフの座標軸は思想を表す」ことを理解しよう。


長寿社会で誰もが体の不具合を抱えるようになるからこそ

脳が大丈夫ならロボットで自立

〝人間は頭が生きている限り自立できる〟という時代が遠からずやってくる。脳科学やロボット技術の目覚ましい進歩によって、可能性が大きく広がっているロボット開発分野について、小宮山宏氏が具体的な事例を挙げながら語る。


人工知能はビジネスにどんな変革を与えるか?

AIがもたらす社会・企業変革(1)AIへの期待と取り組み

AIによって機械が「目」を持てば、日本の社会やビジネスはどうなっていくのか。東京大学第28代総長で三菱総合研究所理事長・小宮山宏氏、東京大学大学院工学系研究科特任准教授・松尾豊氏、パナソニック先端研究本部知能化モビリティプロジェクト室総括部長・岩崎正宏氏が、それぞれの立場から展望を語った。第1回目の今回は鼎談に先立って、岩崎氏が製造業というビジネス現場の立場から、AIをめぐる現状への期待と懸念点を整理し、自社の取り組みを紹介する。(2016年11月30日開催三菱総研フォーラム2016鼎談「AIがもたらす社会・企業変革」より、全4話中第1話)


人工知能によって10年後の社会はどうなるのか?

AIがもたらす社会・企業変革(2)AIが変える10年後の社会

東京大学第28代総長で三菱総合研究所理事長・小宮山宏氏、東京大学大学院工学系研究科特任准教授・松尾豊氏、パナソニック先端研究本部知能化モビリティプロジェクト室総括部長・岩崎正宏氏の3氏による鼎談一つ目のテーマは、AIがもたらす10年後の社会だ。3氏の議論から見えてくるポイントは、早急にAIの開発研究とビジネスが循環する投資の仕組みを作る必要性だ。欧米とは異なる成長のシナリオを描くことが、10年後の姿を決するだろう。(2016年11月30日開催三菱総研フォーラム2016鼎談「AIがもたらす社会・企業変革」より、全4話中第2話)


AIがもたらすチャンスに日本はどう立ち向かうべきか?

AIがもたらす社会・企業変革(3) AI発展に必要な条件

鼎談の二つ目のテーマは、AIの発展に必要な条件は何かだ。東京大学第28代総長で三菱総合研究所理事長・小宮山宏氏は、人口減少・高齢化によって日本が抱える課題を解決するコンペの開催を訴える。東京大学大学院工学系研究科特任准教授・松尾豊氏は、優秀な開発人材を揃えるための企業文化の変革を、パナソニック先端研究本部知能化モビリティプロジェクト室総括部長・岩崎正宏氏は、オープンソースを生かす方向性を、それぞれ提示した。(2016年11月30日開催三菱総研フォーラム2016鼎談「AIがもたらす社会・企業変革」より、全4話中第3話)


人工知能(AI)を普及させるための課題とは何か?

AIがもたらす社会・企業変革(4)普及に向けた課題と期待

東京大学第28代総長で三菱総合研究所理事長・小宮山宏氏、東京大学大学院工学系研究科特任准教授・松尾豊氏、パナソニック先端研究本部知能化モビリティプロジェクト室総括部長・岩崎正宏氏による鼎談の最後のテーマは、AI普及に向けた課題だ。まずAI開発をめぐる倫理を定めていくことが提起された。またコストや個人情報保護の問題も指摘されている。必要なのは、これらの課題を乗り越える取り組みを、産業界全体で進めることだ。(2016年11月30日開催三菱総研フォーラム2016鼎談「AIがもたらす社会・企業変革」より、全4話中第4話)


マテリアル革命で描く3つの未来社会像

未来を拓く「知材」革命の底力(1)マテリアル革命と未来

株式会社三菱総合研究所主催「三菱総研フォーラム2017」では、東京大学名誉教授で新構造材料技術研究組合(ISMA)理事長の岸輝雄氏の講演「マテリアル革命」に続き、岸氏に加え、東京大学第28代総長で同研究所理事長の小宮山宏氏、同研究理事の亀井信一氏による鼎談が行われた。テーマは「知材」革命がもたらす社会課題解決と産業変革である。鼎談に先立ち、まずは「マテリアル革命」と題されたレポートから見ていこう。(2017年11月30日開催三菱総研フォーラム2017鼎談「マテリアル革命」より、全5話中第1話)


デジタルイノベーションの時代にどう立ち向かうか?

未来を拓く「知材」革命の底力(2)ビットからアトムへ

東京大学第28代総長で株式会社三菱総合研究所理事長の小宮山宏氏、東京大学名誉教授で新構造材料技術研究組合(ISMA) 理事長の岸輝雄氏、株式会社三菱総合研究所研究理事の亀井信一氏による「マテリアル革命」に関する鼎談。第一のテーマには、デジタルイノベーションとの関係が挙げられた。(2017年11月30日開催三菱総研フォーラム2017鼎談「マテリアル革命」より、全5話中第2話)


今後マテリアルが目指すべき方向性とは?

未来を拓く「知材」革命の底力(3)マテリアルへの期待

東京大学第28代総長で株式会社三菱総合研究所理事長の小宮山宏氏、東京大学名誉教授で新構造材料技術研究組合(ISMA) 理事長の岸輝雄氏、株式会社三菱総合研究所研究理事の亀井信一氏による「マテリアル革命」に関する鼎談。二番目のテーマは、マテリアルに寄せられる期待についてだ。(2017年11月30日開催三菱総研フォーラム2017鼎談「マテリアル革命」より、全5話中第3話)


エネルギー・資源・健康問題にみるマテリアルの可能性

未来を拓く「知材」革命の底力(4)マテリアルの社会解決

東京大学第28代総長で株式会社三菱総合研究所理事長の小宮山宏氏、東京大学名誉教授で新構造材料技術研究組合(ISMA) 理事長の岸輝雄氏、株式会社三菱総合研究所研究理事の亀井信一氏による「マテリアル革命」に関する鼎談。三番目のテーマは、エネルギー、資源、健康分野におけるマテリアルによる社会解決ついてである。(2017年11月30日開催三菱総研フォーラム2017鼎談「マテリアル革命」より、全5話中第4話)


日本のマテリアル分野での競争力と勝ち残り戦略

未来を拓く「知材」革命の底力(5)日本の勝ち残り戦略

東京大学第28代総長で株式会社三菱総合研究所理事長の小宮山宏氏、東京大学名誉教授で新構造材料技術研究組合(ISMA) 理事長の岸輝雄氏、株式会社三菱総合研究所研究理事の亀井信一氏による「マテリアル革命」に関する鼎談。最終テーマでは、マテリアル分野の競争力に関する評価と日本の勝ち残り戦略が語られる。(2017年11月30日開催三菱総研フォーラム2017鼎談「マテリアル革命」より、全5話中第5話)